売れ筋CDj-pop屋

何と最初の曲は、”裸足のブルース”です！
もう、カッコいいの何のって、
アイドルのはずの彼女が、ゆったりとしたブルースのリズムに、
ズッボリとはまって、巻き舌調で、
少し不良っぽい歌詞を腹の底から歌っているのです！
この曲は、あまり売れなかったみたいですが、
中村晃子の金字塔ともいえそうなくらい、
新境地開拓！って感じですっ！

で、”砂の十字架”、”なげきの真珠”のヒット曲は、
”虹色の湖”のような、マイナーのメロディの切ない曲調で、
晃子さんの声やイメージにぴったりです。
その3曲は、それぞれ1曲ごとに違うティストが楽しめます。

シングルのB面曲の”夢みていたい”は、
もう何十年ぶりに聴いたので、
思わずその頃と同じ感覚になってしましました。
”恋のマグノリア”もB面曲ですが、
この曲もマイナーの、中村晃子節の切ない曲です。

４０代以上の方ならば、このボックスに入っている曲のどれかは必ず知っている。 いや、３０代でも知っているかも知れない。

ＣＤ５枚は作品集・アラカルト集・ライブ録音集・「冗談音楽」と聞きやすく分かれており、作品集では代表曲「僕は特急の機関手で」他戦後の娯楽界の名優達の歌声が聞かれます。 若い世代ならば、アラカルトから聞かれると懐かしさにしたれるかも。 「明るいナショナル」「ワ・ワ・ワ・輪が三つ」 「くしゃみ三回ルル三錠」「鉄人２８号」「ジャングル大帝」「トムとジェリー」ほら、聞きたくなったでしょう？